社会人になって2,3年目くらいでしたか、社員旅行で古臭い温泉宿に行きました。
もう40年近く前ですが、その頃からしても古臭いアーケードゲームが旅館内にありました。
その中にあったのが野球拳のゲーム。
念のために野球拳を説明しておくと、歌い踊りながらじゃんけんをして、負けた方が着ている服を1枚ずつ脱いでいくという下品きわまりないお遊び。
もっともこれはTVの悪影響で、本来は座敷芸の一つだったようですが。
アーケードゲームの野球拳はTV版のもの。
その時に女性社員がいなかったのをいいことに10人くらいでやってみました。
内容はシンプルなもので、ヨヨイのヨイでグー・チョキ・パーのどれかのボタンを押すというもの。
ボタンを押すとすぐに勝ちか負けかが表示されます。
つまり、ゲーム側は常に後出しジャンケンが可能。
もし勝つと次のジャンケンに進めますが、負けたらその場で終了。
ですが何回かは勝てても、最後?まで勝ち続けることは100%ありません。
それはわかっていても、なぜかみんな何度も挑戦しました。
何回続けられるかという好奇心があったかな。
今思えば褒められたものではないけれど、機械相手に勝てるわけがないという経験ができたのはよかったと思う。
今流行り?のオンラインカジノなんかやろうとも思いません。
負けるってわかってるんだから。
基本的にギャンブルで勝てるのは胴元のみというのは古今東西変わらない法則です。
たまに勝てても撒き餌に喰いついただけの話し。
その後釣り上げられてしまいます。
勝ち負けなんかパラメータ一つでいくらでも操作できます。
ニュースを見る限り、逮捕されたフジテレビの社員の人も釣られてしまった人のよう。
「負けを取り戻したいという気持ちからやめられなかった」という状態にさせるのが胴元の目的。
正常な精神状態ならうまくいかないとわかるでしょうに。
とにかくこの手のものには手を出さないのが一番。
フジテレビの人も野球拳のアーケードゲームやってればよかったのにね。