28日に放送されたNHKの新プロジェクトX。
タイトルは「ミスターラグビーがつないだ魂のパス ラグビーワールドカップ2019日本大会」。
録画で見ましたが、何が言いたいのかさっぱりわからなかった。
タイトルからすると、2019年大会の招致なのか、同大会が盛り上がったことなのか。
それとも大会前に亡くなった平尾誠二氏のことなのか。
私は平尾さんと同学年なので、偉大さはよくわかります。
80年代のラグビーブームは彼がいてこそ。
ただ指導者としては日本代表でも神戸製鋼でも成功したとは言えません。
番組では2019年大会の代表ヘッドコーチとの縁を取り上げていましたが、せいぜいその程度。
わざわざ平尾さんを取り上げるまでもなかったような。
招致について一番功績が大きかったのは、協会会長だった森元首相。
もともとは2011年大会を目指していましたが、ニュージーランドに決定。
その時に「伝統国だけでパスを回すだけならラグビーに未来はない」と啖呵を切りました。
元首相という肩書も大きく2015年のイングランドの後なら、ということで流れが決まりました。
これはちょっと古いラグビーファンなら知っていること。
東京五輪なんかで晩節を汚した感があるので取り上げなかったのかもしれませんが、やっぱり触れないのは不自然。
盛り上げについては釜石をとりあげていましたが、いかにも唐突。
こちらの功績は釜石に限らず各会場のボランティアの人たち。
どんな感じでボランティアを組織していったのか、これやったほうがよっぽどプロジェクトぽかったんじゃないかな、
都議会選挙の後で石丸さんがNHKともあろう局が、と文句言っていましたがその気持ちがちょっとわかった気がする。