中国人留学生によるTOEIC不正受験の手口をニュースでやっていました。
直径3ミリほどのイヤホンを使ったみたいですね。
不正受験の背景には日本の大学院がTOEICを重視していることがあるそうです。
高得点だと入学しやすくなるということですか。
英語の論文を書いてもらってそれ採点じゃだめなんでしょうか。
TOEICの利用は入り口を広くして留学生をできるだけ多く受け入れたいという大学側と、日本の学歴がほしい留学生の思惑が一致したというところ。
英語の出来不出来はあまり気にならないんでしょうね。
このニュースを見た日本語教師はほとんどが日本語能力試験(JLPT)で同じことが行われているだろうと思ったはず。
JLPTはN1(難)からN5(易)に分かれています。
日常会話レベルがN3で、N2はそれ以上の能力が必要。
日本企業で働くときはN2以上が求められることが多いです。
これだけでも十分不正行為の動機になりえます。
ただ仕事だけなら、不正取得した人間を雇用した企業の責任。
面接などで日本語の能力はわかるはずですからね。
ところがそれとは比べ物にならないほどのメリットがあります。
それは永住権の申請。
私はITエンジニアに日本語を教えることが多いですが、彼らの多くは高度専門・技術分野で従事することになります。
この場合、永住権の申請は一定以上のポイントがあれば通常は10年必要な永住権申請が1年で可能になります。


https://www.moj.go.jp/isa/content/930001657.pdf
例えば大学を卒業し(10点)年収が800万(30点)、実務経験が10年(20点)で60点。
70点が合格ですからあと10点必要ですが、それがJLPTのN2(10点)で可能になります。
永住権のメリットは相当なもの。
ビザの更新は必要ありませんし、働く際の職業の制限もありません。
家のローンを借りるのも容易になります。
犯罪を犯したときは取り消されますが、普通に生活していれば選挙権がないとか公務員になれない以外はほとんど日本人と同じ権利をもっていると言っていいでしょう。
そんな重要な条件の一つになっているJLPTですが、不正が行われていないかはなはだ不安。
TOEICは日本人も多く受験しているのでわりと注目を集めましたが、JLPTはほとんど無関心でしょう。
なにせ日本語を母語としている人は受験できないのがJLPT。
海外でも受験可能だし、どんな環境で実施されているのかわかりません。
受験した人の話を聞くとあまり厳しくはないようですが。
ここに参政党が突っ込めばポイントを稼ぐチャンスだけど。
気がつくかな。