おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

札幌爆発事件の教訓 スプレー缶の捨て方に注意

12月16日に起きた札幌のガス爆発事件。
プロパンガスの危険性とか言われていましたが、どうやら不動産会社の社員が消臭剤入りのスプレー缶を廃棄しようとして、100本以上も室内でガス抜きをしていた最中に起きたのが原因のようです。
となると、この不動産会社の社員が賠償責任を負わなければならなくなるかもしれません。

 

 

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実は日本の場合は木造家屋が多いことから、失火責任法により火事を起こしても故意か重大な過失以外は責任を問われません。
今回は故意ではないことは間違いないですが、重大な過失になるかが問題になりそうです。

重大な過失とは、例えば天ぷら油に火をかけたまま長時間はなれたとか、寝たばこととかがあげられます。
今回は大量のスプレーのガス抜き行為が重過失になるかが争点になるでしょうね。
スプレー缶には、廃棄などで穴をあける時は外の換気しやすいところでやるように注意書きされているので、それを守らなかったこの社員が責任を問われるかもしれません。
そもそもこの事件が火事に分類されるかもわかりませんが。

いずれにしろ、建物のオーナーさんからすると悪夢以外のなにものでもなく、保険にはいっていたとしても、せいぜい建物再建費用の何割か程度でしょう。
とても再建+家賃収入まではカバーできないと思います。かといって、個人相手では賠償額も限られますし、不動産会社相手にどこまで請求できるかでしょうね。

さて、この事件は私たちがいつでも加害者にも被害者にもなりうることを示しています。スプレー缶のガス抜きなどで建物が倒壊するなど、理屈ではわかっていてもとても想像できないでしょう。
私が住んでいる地域では週1回スプレー缶の回収が行われます。市が発行しているゴミ捨てガイドには、中身は残っていても収集するけれどもできるだけ使い切るよう書かれています。
これを読むと日本人はまじめですから、ガスが中に入っていると危険なんだなと思って、頼まれてもいないのに穴あけをする人が多くなってきます。

通常、家の中に100本もスプレー缶を置いてある家はないでしょうが、「そろそろガスが切れるころだから」とかで使い切ることなく次のスプレー缶に移ることは多いと思います。
そうなると、
少量だけど捨てるのがもったいなくて取っておく→次のを使いはじめる→少量残っているけどもったいなくて取っておく
のループになります。
で、捨てる時に大量のスプレー缶に穴をあけて、最悪の場合は・・・ということになりかねません。

餅は餅屋。スプレー缶の処理はプロに任せて、ゴミ捨てルールに素直に従うのが正しい姿なんでしょうね。


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