広辞苑などの出版社からでている辞書には掲載されていないけれど、人間ドラマという言葉があります。
Weblio辞書にはこんな説明。
https://www.weblio.jp/content/%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E
この定義から言うと、今の安倍派の大騒動はまさに人間ドラマ。
うまくいっているときにはみんな仲良くしていたのに、いまや自分が助かりたくて責任の押し付け合い。
それどころか幹部を人身御供として差し出そうという魂胆。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/900001422.html
二人とも真っ白ということはなく、むしろ脛に傷を持つ身。
それなのに、自分は悪くないかのような物言い。
そりゃ自分は助かりたいですからね。
気持ちはわかります。気持ちは。人間だもの。
うわべだけきれいごとを言っても、人間の本性というのが切羽詰まるとこういうところに現れるのがよくわかります。
芥川龍之介の蜘蛛の糸そのもの。
こんな醜態は子供には見せられないとかよく言います。
でも逆じゃないかな。
たしかに感動に満ちた偉人の伝記とかもいいけれど、みんながみんなそんな人ばかりではありません。
むしろ狐とタヌキの化かしあいが人間社会。
人間はこういうものだと、子供のうちから知ってもらうのも大事ではないかな。