日本語レッスンで日本の病院の受診科の名前を教えました。
内科とか耳鼻科とか。
歯科を説明したところで、質問が。
「日本はなぜ歯科医院が多いのか? コンビニと同じくらいたくさんあるじゃないか。」と。
ヨーロッパもアメリカも、そんなに歯医者は多くないそうです。
いやいや、こんなこと考えたこともありません。
そんなもんだろ、と思っていましたからね。
宿題にしてもよかったのだけれど、それにするのも癪だから思いついたのがフッ素の存在。
たしか日本の歯みがきにはあまりフッ素が含まれていないからじゃないか、と答えました。
出まかせ半分だったのですが、なぜかみんな納得。
欧米の水道にはフッ素が含まれていることが多いそうです。
彼らは日本の水道の味が自国と違うので、フッ素が入っていないんじゃないかと思っていたそうです。
私のでたらめ半分の言葉を聞いて腑に落ちたようです。
これにはこっちの方が驚きました。
フッ素なんか水道水に入れたら健康に悪そうですもんね。
ところがところが。
実は厚労省が推奨していたんですね。
水道水にフッ素入れた地域では虫歯の数が少なくなっているそうです。
フッ素入れた方が絶対にいいと、力説されました。
そんなこと言われても困るけど。
でも安全性も問題ないみたいだし、どうしてやらないんだろう。
「歯医者が多いから反対の声が大きいのでは」とも言われましたけど、案外的を射ているかもしれませんね。