今週大きなニュースで報道されたのが日鉄のUSスチール買収が暗礁に乗り上げたこと。
https://edition.cnn.com/2025/01/03/business/biden-blocks-us-nippon-steel-takeover/index.html
USスチールの「スチール」は英語のスペルでは「steel」。
鋼鉄や鉄鋼業の意味です。
もう一つ、ラグビーファンだけざわついたのが用語の変更。
ボールを前に落とす反則はこれまでノックオンでしたが、ノックフォワードに変わります。
同じく、相手のボールを奪取するプレーをジャッカルからスティールに変わるとのこと。
https://www.rugby-japan.jp/news/53049
この「スティール」は英語のスペルでは「steal」。
意味は「盗む」ですね。
そして、このスティールのプレーをした人をスティーラーと呼ぶことになりました。
ここでひとつ問題が。
元神戸製鋼のチーム名が「コベルコ神戸スティーラーズ」。
つまり、カタカナだけで見ると新用語のスティールをする人たちということになってしまいます。
日本語に訳すと「盗人たち」ですね。
英語名称では「steelers」なので鉄鋼マンなのですが、意味が全然違っちゃいました。
USスチールの名称に倣えば「スチーラーズ」にすべきでしたね。
たぶんスティーラーズにしたのはNFLのピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)を参考にしたのでしょう。
今さらスチーラーズには変えられないだろうな。
ちなみに、「steel」と「steal」はまったく同じ発音。
なのにカタカナは別の表記で別の音。
外国語のカタカナ表記はかなりアバウトなのだけど、ちょっとアバウト過ぎたんじゃないかな。