おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

実は誰も損をしていない「老後報告書」

「年金だけでは生きていけないよ」
「頑張って2000万円貯めてね」
あまりにも正直なお国からのアドバイスを書いた報告書が公表されましたが、あっさり撤回されました。

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みんな漠然と思っていたことが国からお墨付きをもらったので、当然大騒ぎ。
でもそんなに騒ぐことかという気がします。
すべての人に年金定期便なるものが送られてきますが、そこには将来もらえるだろう金額が記載されています。
私も会社員時代は結構な金額を厚生年金に払っていましたが、それでもこの金額じゃ年金だけでは無理だよなあと思っています。
ごく当たり前の報告者が出たなあと思っていたのですが。

よくわからないのですが、撤回されたとして2000万円貯めなくてもいいのでしょうか。
そんなはずはありませんよね。
金融庁のモデルケースと同じであれば、報告書が撤回しようがされまいが、2000万円必要なはずです。
置かれた立場によって多少の金額の増減はあるでしょうが、年金だけでは不足するのは目に見えています。
安倍首相にしても麻生大臣にしても、「無理なものは無理」とどうして開き直らなかったのでしょうか。下手にごまかすと、後々もっと面倒なことになるはずなのですが。

ここで疑問がでてくるのは、どうしてこんなタイミングで報告書が発表されたのかということ。
もうすぐ参院選ですから、時の政権に不利になるような発表は控えるのが普通です。

金融庁の旗振りの一つに「貯蓄から投資へ」があります。
ところが遅々として進んでいません。
今回の報告書の発行元は金融庁ですから、「貯蓄から投資へ」の流れが出来れば報告書の内容自体は大した問題ではないはずです。
2000万円足りなくなるという事実が国民の頭に刷り込まれれば、預金だけでは到底足りませんから、当然投資が活発になることが予想されます。
となると、報告書は今回十分にその役割を達成したことになります。

で、安倍首相です。
12日からイランに向けて出発します。
アメリカとイラン双方に緊密な関係を持つ日本を代表してイランの要人と会うことになっています。
世界が注目している(と思われる)イラン訪問です。
ところが数日前の日経にありましたが、あまり成果は期待できそうになく、要人に会えただけでも成功だという考えが浮上してきました。
一般的には失敗ですよね。何も成果がないのですから。
G20もどうでしょう。米中の対立が浮き彫りになるだけの可能性が高いです。

外交でなにもない状態で選挙に突入するのはいかにもまずい。
ここは金融庁に悪者になってもらおう、というシナリオはどうでしょうかね。
外交の成果ゼロの目くらましには十分になりえます。
野党はいきり立つでしょうが、どうせ代案があるわけではありません。

こうしてみると、誰も損をしていません。
壮大な三文芝居にも見えますが、うがちすぎですかね。

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