おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

そりゃ郵送申請の方が絶対早い

ちょっと前、私が住んでいる市の広報誌がポストの中に入っていました。
一人10万円の特別定額給付金についてでかでかと案内が書かれていました。
ほとんどの人が知っているようなことしか書かれていませんが、まあ結局は申請方法ですね。
その中の文言に「申請書は~お住まいの市町村から送付されます。」というのがありました。
国が作った資料を、そのままの形で市の広報に転載したようです。
自分たちで作ったのなら、こんな書き方はしませんからね。

 

申請方式は、郵送申請方式とオンライン申請方式の二つ。
オンライン申請の方は5月9日より受付中と書かれていますが、郵送申請の方は5月下旬発送開始予定とありました。
これだけ見ると、オンライン申請の方が早いのは明らかです。
親分の高市総務相も5月1日時点では、「オンライン申請を使ってね!」と鼻高々の会見です。
 
ところがオンライン申請の方が遅くなるという報道が続出。
 
市の広報誌だけでもそれがすぐわかります。
郵送の場合に必要な行動は3つ。
1.申請書に振込先口座を記入する
2.本人確認書類と振込先口座の確認書類のコピーを準備する
3.上記を郵送する
 
これに対してオンライン申請では、
1.申請内容を入力
2.振込先口座の確認資料をアップロードする
3.マイナンバーカードによる電子署名で本人確認して申請する
というもの。
郵送の場合は、あらかじめ情報が印刷されているので、振込先の口座くらいしかチェックする必要がありません。
 
オンライン申請の場合は、入力内容のチェックをシステムで行うのは無理なので人出に頼ることになります。
入力データと住民基本台帳のデータ、それに銀行口座のデータを複数人でチェックしているはずです。
これって、私が30年以上前の新入社員時代に経験したデータの突合せ検証作業そのものです。
今年は昭和60年でしたっけ?
 
それに、ネットから申請された名前の漢字データですが、住民基本台帳と同じとは限りません。
たとえば、よくある「サイトウ」の「サイ」の漢字など何種類あることか。
このあたりの正誤確認のルールが決まっているのかどうか。
要訂正の場合やりとりが発生するでしょうから、二度手間三度手間です。
 
これでは勝負になりません。
ただでさえ仕事が溜まっている役所の人たちの作業が増えるだけ。
オンライン申請なんか中止して、郵送だけに切り替えた方がすべての人のためになると思いますけどね。
 
でも特別定額給付金のサイトをみると、あいかわらずオンライン申請推奨の感じです。
5月1日会見をそのまま引きずっているとしか思えません。
大臣が一言「チェック作業が厳しいので、これから申請する人は郵送申請してください」と言えば済む話なのですが。
 
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