オリンピックが閉幕。
最後の最後で盛り上がったのが女子バスケ。
アメリカと頂上決戦ですからね。
最後に敗れはしましたが、身体の小さな日本人でも世界で戦えることを証明しました。
もう体格を言い訳にはできなくした功績は大きいですね。
他競技にもいい影響を与えてくれるのではないでしょうか。
といいながら、女子バスケ決勝の時間は自転車競技を見ていました。
女子オムニアム世界チャンピオンの梶原選手は銀メダルを取りましたが、残念ながらメダルを期待されたケイリンの脇本・新田両選手は敗退。
ここ何年か競輪選手の活動を抑えて、オリンピックのためにトレーニングを積んでいたのですが。
二人とも、競輪選手としてはトップクラスの実力。
すべての時間を競輪に使っていれば、数千万円レベルの賞金を手に入れていたはずです。
メダルを取れていればその犠牲は報われたのですが、結果は残酷。
本人が納得して挑戦していたので外野があれこれ言うこともないのですが、ファンとしてはちょっと複雑。
オリンピックの胡散臭さが広く知られるようになって、自分のプロとしてのキャリアを犠牲にしてまで挑戦する価値があるのか、これからはそう考える選手が増えるのではないかな。
自転車のトラック競技なんかは、競輪選手養成所の生徒から選抜して強化すれば、競技に集中できる分よほど好成績が残せるように思うけど。
一番気の毒だったのがメダルをとれなかったサッカー。
海外クラブに所属している選手を多数招集したけど、真夏の連戦に相当身体にこたえたはず。
クラブに戻っても、いつものパフォーマンスが出せるか心配です。
せっかく定位置を確保したけど、誰かにさらわれることになるかもしれません。
それにもうすぐ始まるワールドカップのアジア最終予選。
フル代表メンバーも何人か含まれているので、絶対なにか影響があるよなあ。
万一のことがあれば、オリンピックメンバーに非難が集まるかもしれません。
そうなったら、踏んだり蹴ったりです。
昔のようにオリンピックはアマチュアの大会に戻らないものかなあ。