朝日新聞の木曜日の夕刊に、脚本家の三谷幸喜さんのコラムが連載されています。
毎週楽しみに読んでいますが、12月21日分は新作映画の紹介。
来年の9月の公開だそうです。
そのうちプロモーションでにぎやかになることでしょう。
このコラムの中で、新作への意欲がまだまだ衰えていないと書いています。
映画もドラマも舞台も。
三谷さんは私より年上ですが、すごいバイタリティー。
見習いたいところです。
それでもちょっと弱気なところが見て取れる内容がありました。
周りを取り巻く環境が激変したそうです。
これまで一緒に作品を作ってきたプロデューサーの人たちが、退職やら出世やらで現場を離れてしまったとのこと。
新しいスタッフと仕事をすることになりますが、世代ギャップは避けられず同じ絵をみるまでに時間がかかるのでは、というのが三谷さんの心境。
時代の寵児の三谷幸喜でも、こんな風に思うのかとちょっと驚きました。
気がついてみると、周りは全員年下というのもよくある話。
これまでのやり方で進められるのかと不安になるのもわかります。
実は私も同じような境遇。
いつの間にか同じ日本語学校で、10年も教えています。
もう先輩はほとんどおらず、ひょうきん族すら知らない若い人ばかり。
知らない間に浦島太郎になっていたとはね。
こうした気持ちからみんな一線を退いていくのかな。
もちろん私と三谷幸喜とは比較の対象にすらなりませんが。