おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

だんだんヤクザ映画化してきた日本社会

神輿が勝手に歩ける言うんなら歩いてみいや!
映画「仁義なき戦い」で松方弘樹演じる暴力団の若衆頭が、金子信雄演じる私腹を肥やす組長にキレて放った一言。

 

ポチっと応援していただけると嬉しいです!

にほんブログ村 ライフスタイルブログ おひとりさまへ

 

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代の生き方へ

 

組長といっても、忠誠を誓う部下がいるから絶大な権力を握れるのであって、まさに担ぎ手がいる神輿そのもの。
担ぎ手がいなくなれば自分で歩くしかありません。そこをついた強烈な一言ですね。

これは暴力団でなくてもどこの組織でも同じこと。
大学の体育会系のクラブも例外ではありません。
よく名将といわれている人がいますが、選手がいての名将。お互いに信頼関係がないと結果をだすことはできません。

昨年世間を騒がせた日大アメフト部の事件。当時の監督とコーチが不起訴になったと報じられました。
一方でタックルを浴びせた選手は書類送検されています。選手は和解が成立しているので寛大な処置になるかもしれませんが。
これを見て、仁義なき戦いを思い出しました。
選手を鉄砲玉にして、組(クラブ)の幹部は安全地帯でのうのうとしている。
紙に書いて指令などだすはずもなく、録音するなども考えられません。
そうなると、幹部は強気になれます。
実際に指示をだしたという証拠がないと裁判は維持できませんからね。
ばかを見るのは鉄砲玉となった人間です。ある組織にいる人間が組織のトップに命じられたらやらないわけにはいきません。
「歩いてみいや!」
などと言えるわけがないのが普通です。
仁義なき戦いでも若衆頭は組長に殺されてしまいます。

救いは、指示がなかったとはだれも思っていないこと。
刑事罰にはとわれなくても、アメフトコーチという神輿に戻れることはないでしょう。

ヤクザ映画によくあるシーンとして、誰かを脅迫するときに若いものがいきり立ってみせ、それを組長などの幹部が抑えるシーンがあります。
「俺は許してやってもいいんだけど、若いもんが納得しないんだよなあ」とか。もちろん、幹部が若いものにやらせているんですけどね。

だんだん報道が少なくなってきた日韓の間のレーダー照射問題。
最近自民党の集会で、韓国に経済制裁を科すなど勇ましいことを言っていた議員さんがいました。
この人を若い衆として安倍組長、もとい安倍首相が抑える図式とするとよくある三文芝居の出来上がりです。
さしずめ、政府はいいんだけど国民が納得しないんだよなあ、といったところでしょうか。
まあ、韓国がプレッシャーとして感じるかどうかはまた別問題ですが。

 

スポンサーリンク