おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

銀座のど真ん中で考えるインバウンド

春節になって中国から観光客が続々と押し寄せてきています。
観光公害など困った面もありますが、お金を落としてくれる大事なお客様には変わりありません。

 

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どのデパートにも中国語の垂れ幕がかかっています。呼び込みに必死ですね。
今年はモノよりもサービスの方に興味が移っているようで、思惑通りにいけばいいのですが。
そういえば昨年でしたか、サウジアラビアの国王が来日して爆買いの期待がかかっていましたが、まったくの期待外れに終わりました。

さて、中国人観光客も爆買いブームは収まったようです。

私は平日昼に銀座に行くことが多いのですが、数年前とは違って家電を買う観光客は少ない感じです。
アリババなどで日本製の商品も買えるんでしょうね、きっと。
わざわざ重いものを壊れる心配しながら旅行するのはバカバカしいですからね。

銀座のど真ん中に家電量販店のラオックスがあります。たしか、中国資本になっているはずで、爆買いを期待して出店しているはずですが、大丈夫なんでしょうか。他人事ながら心配になります。

もう一つ、中国人観光客の変化を感じることがあります。服装です。
一昨年くらいまでは、日本人からみれば成金趣味の笑ってしまうくらいのダサダサな服を着ている人が多かったです。

遠くからでもあそこに中国人観光客がいるとわかったものですが、最近はそんなファッションはほとんどみなくなりました。ごく普通の日本人のものと変わりません。

そんなに急に中国人の趣味が変わるとは思えませんから、観光客の層が変わったのではないでしょうか。
金持ち層から中流層に。だとすると爆買いが下火になったのもうなずけます。

もともとそんなにお金を持っていないのですから。
海外旅行の楽しみ方として、健全と言えば健全と言えます。

さらにもう一つ。みんな実にマナーを守っています。街の中で大声で話すようなことはありません。
おれがおれがという感じがしないのです。むしろ日本人の方がマナーを守らない人がたくさんいる感じです。

だからでしょうか、最近は中国人観光客を揶揄する記事をあまり見なくなりました。
海外旅行慣れして、郷に入っては郷に従えという気持ちが芽生えてきたのでしょう。昔の日本人もそうでしたからね。

最近の中国は貧富の差が激しいそうです。一方で中国経済は失速気味。現在のお金持ちが将来もお金持ちとは限りません。昨日の爆買いのお客さんが将来も爆買いしてくれるとは限らないのです。
となると、将来あまり落ちることのない中流層にターゲットを絞った方が得策でしょう。
いわばハイリスクハイリターンよりもローリスクローリターン。
それでも中国人観光客の絶対数からすると十分お金になるはずです。
一発ねらいではなく、継続した安定収入の獲得。
例えばラーメン屋さん。中国人観光客が大勢並んでいるところがあります。
極端に味が変わらない限り人気は続くでしょう。
マーケティングをしっかり行えば、まだまだネタはあるはずです。

 

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