おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

サムスン新型スマホが発売延期 イメージは大事にしましょう

サムスンの新型スマホの折りたたみタイプのもの(ギャラクシーフォールド)が発売延期になったようです。
使っているうちに画面にシワのようなものが出てきたり、傷がついたりするのが理由のようです。

www.nikkei.com

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それについて、サムスンの品質管理について疑問を呈した記事がこちら(有料記事)

www.nikkei.com

韓国ネタではオオカミ少年化している夕刊フジではなく、日経の記事ですから深刻なのでしょう。
同社の品質管理担当の処分は必至でしょうね。

私は、現在は日本語教師をしていますが以前はITの仕事をしていました。
ソフトウェアの開発手法にウォーターフォール・モデルというのがあります。
開発時にはこのモデルに基づいてプロジェクトを進めていました。

ウォーターフォール・モデル - Wikipedia

「要求定義」「外部設計(概要設計)」「内部設計(詳細設計)」などの工程に分割し、それぞれの工程が終わらないと次の工程に進まないというものです。
ですから、工程が終わるときにはレビューなどを行い、責任者が承認しないとやり直しになります。
スマホの製品開発はわかりませんが、同じような手法をとっていると仮定すると、画面の部品を採用するときに十分な検証がされておらず、そのまま製品に搭載されたと思われます。

記事では、20万回の開閉に耐えるとしたサムスンの説明が書かれていました。
どんなテストをしたのかわかりませんが、1秒間に1回だとしても20万秒ですから55時間程度必要になります。人間をテスターにするのは無理でしょうね。
おそらくテスト用の機械か、計算値のみで判断したのでしょう。そのやり方でよしとしたことがまねいた結果になります。

不具合を指摘したのは、体験版を提供されたアメリカのメディアなどだそうです。おそらく提灯記事を書いてもらいたかったのでしょうが、完全に裏目にでました。
メディアの人たちが操作したのはそれほど長い時間だったとは思えないので、リリース時に人による検証を怠っていたのは間違いないでしょう。
となると広げたときの操作感覚なども、どれだけこなれたものになっているかも疑問です。
日本の場合、電車の中で使うことも多いですから、満員電車の中で広げた場合、うまく使えるか、落とさないようような工夫がされているのか、小柄な女性の手のひらでも安定して持てるのか、などなど大丈夫なのでしょうか。
TV番組でやっていましたが、地下鉄のホームの落下物で一番多いのはスマホだそうです。今後ますます増えるかもしれません。

こういった不安点をサムスンは消費者に抱かせました。ファーウェイに追い上げられて焦る気持ちはわかりますが、消費者よりも自社の都合を優先したとしたらその何倍もしっぺ返しをくらいます。

一度ついたイメージを払拭するのは、相当の時間と努力が必要です。サムスンはどうでるでしょうか。
どうしてこんな製品を出すことにしたのか、経緯と原因、それにその改善策を示さなければ誰も買う気はおきないでしょうね。

 

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