元IT技術者なもので、COCOAの状況はどうしても気になります。
不具合放置からどうやって立て直すのかなかなか報道されてきませんでしたが、ようやく記事になりました。
内容はトホホですが。
不具合の一因として、関係企業が多かったと見ているようです。
その結果、見直しを進めたものの減らすことができず、かえって1社増えたとのこと。
増えたこと自体噴飯ものですが、そもそも関係者が増えたことは原因でもなんでもないはず。
IT業界では、下請け・孫請けと仕事が別の会社に振られていくのはごく普通のこと。
顧客から仕事を請け負った企業が、しっかり管理すれば済む話です。
本当の原因は、COCOAの運用を行う能力のない企業に発注したことです。
これを別企業にかえたそうで、これは改善の一歩だと思います。
どんな体制になったかは記事になっています。
3月まで工程・品質管理に責任を負っていたと思われるパーソルプロセス&テクノロジー社が外れました。
4月からはこれまで保守開発を担当していたエムティーアイ社との契約になっています。
この企業ですね。
スマホのコンテンツ作成に強みがある会社のようです。
仕事を請けた以上はがんばってほしいですが、同社サイトにはCOCOAに関連する内容が皆無。
表に出たくない理由でもあるんでしょうね。
なんとなく想像できそうですが。
問題は、エムティーアイ社が全体を管理する能力があるのかどうか。
これまでの経緯をみると、それを見極める能力は厚労省にはとてもあるとは思えません。
最初にパーソルプロセス&テクノロジー社に決めた理由と何が違うのか、このあたり明らかにならないと胡散臭さは相変わらずつきまといます。
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