東京には国際空港が成田と羽田の二つあるのはご存じのとおり。
そのうち、アメリカのデルタ航空が成田線を取りやめるという記事がありました。
どんどん成田が使われなくなっていくようで、残念です。
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羽田の国際線の本数が大幅に増えたのはここ数年のこと。
それまでは海外に行くには成田でした。
私が初めて海外旅行をしたのは大学の卒業旅行ですから、1985年でした。
使ったのは当然、成田。
当時リクルート社が学生向けに旅行会社を作っていて、50万円借金してヨーロッパに行きました。
飛行機に乗るのも初めてで、期待と不安が入り混じって京成のスカイライナーに乗ったのを覚えています。
当時は米ソの冷戦真っ最中。いわゆる東側の国に行くのはいろいろ面倒くさい手続きが必要な時代でした。
ヨーロッパに行くにはソ連のアエロフロートを除けば、最短ルートはアラスカのアンカレッジ経由で、今よりも相当時間が必要でした。
中森明菜の「北ウイング」がヒットしたのは1984年。
もちろん成田空港の北ウイングです。
成田のフォーマットはしょっちゅう変わっていますが、1984年当時はJALと欧米系の会社が北ウイングで、アジア系航空会社が南ウイングを使っていました。
当時の一流航空会社と呼ばれるところが北ウイングを使っていたのですね。
現在のようなLCCなどはもちろんなく、1国1航空会社が原則でした。
敗戦の影響か、なぜかアメリカだけは複数乗り入れていましたけど。
私が使ったのは飛行機代節約のため、大韓航空。
ヨーロッパに安くいくには大韓かアエロフロートかの究極の選択でした。
何せ、サハリン沖の大韓航空機撃墜事件がまだ記憶に生々しい頃でしたからね。
出発ロビーは南ウイング。
裕福そうな客が多い北ウイングと違って、小汚いバックパッカーみたいなのが多くいましたね。
私もその小汚い中の一人でしたが。
その後何回か成田を使いましたが、利用客の利便性をよく考えて色々と設備の改良をしているのはうかがえました。
成田を使ったのは2011年が最後ですが、今はどうなっていますかねえ。
2015年に使った羽田の国際線よりは、広さもあってより充実していたと思います。
横浜方面はじめ羽田の方が便利な人は多いでしょうが、池袋ターミナル沿線の私にはどちらも大差ありません。
むしろ成田エクスプレス一本でいける成田の方が便利かも。
このままLCC専用になってしまうかもしれない成田空港。
なんとか頑張ってほしいものです。
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