企業が残業を減らすのは結構なのですが、なにか違和感をずっと感じています。
この記事もそうですね。
大阪府庁では、午後6時半にパソコンの電源を強制的に切るシステムを採用することにしたそうです。
切るだけなら、必要ならそのすぐ後に起動すればそのまま残業してもいいようにも思いますが、どうなんでしょうかね。
この記事もそうですね。
大阪府庁では、午後6時半にパソコンの電源を強制的に切るシステムを採用することにしたそうです。
切るだけなら、必要ならそのすぐ後に起動すればそのまま残業してもいいようにも思いますが、どうなんでしょうかね。
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大阪府の吉村知事のコメントによると、このシステムを採用したのは残業を減らすのが目的のようです。
それはわかるのですが、6時半以降もオフィスに残っている原因を取り除かないと、残業が減ったことにはなりません。
それはわかるのですが、6時半以降もオフィスに残っている原因を取り除かないと、残業が減ったことにはなりません。
どうして残業をしているのかというと、定時までに仕事が終わらないから残業しているはずです。
仕事が終わらないのは消化できる量が多すぎるのか、能力が足りないのかのどちらか。
仕事が終わらないのは消化できる量が多すぎるのか、能力が足りないのかのどちらか。
残業が多い原因が前者であれば、仕事の量をへらすか職員を増やすべきで、後者であれば生産性をあげるか能力がある人に代わってもらうのが対策のはずです。
ある時刻になったら電源を切らせるというのは、仕事をしないでただいるだけで残業代を稼ぐ人にしか効果はありません。
新システムが残業減の対策というのなら、大阪府の職員は全員怠け者の集団ということになります。
いくらなんでもそうではないでしょう。
新システムが残業減の対策というのなら、大阪府の職員は全員怠け者の集団ということになります。
いくらなんでもそうではないでしょう。
業務のプロセスを見直し、改善すべきポイントをみつけ、その対策の積み重ねが残業減につながります。
この手の話は大阪府に限らず、民間企業でもよく聞きます。
7時になったらオフィスの電気を消す、とかですね。
でもそれは今日の仕事を明日に回すだけの話です。それが続けば進捗の遅れにつながります。
本気で残業を減らすには、組織と従業員がお互いに努力して地道に生産性をあげていくことしかないのですが。
7時になったらオフィスの電気を消す、とかですね。
でもそれは今日の仕事を明日に回すだけの話です。それが続けば進捗の遅れにつながります。
本気で残業を減らすには、組織と従業員がお互いに努力して地道に生産性をあげていくことしかないのですが。
ただ、この記事に書かれていたので驚いたのですが、大阪府では残業は「申請」なのですね。
私は一つの会社でしか働いたことはありませんが、その会社では「命令」でした。
実態は「申請」でしたが、形の上だけであっても「命令」であれば上司の監督責任は重くなります。
なので、翌日に残業の成果のようなものを報告させられました。上司はそれを受けてフィードバックするなどして、問題点を共有できました。
私は一つの会社でしか働いたことはありませんが、その会社では「命令」でした。
実態は「申請」でしたが、形の上だけであっても「命令」であれば上司の監督責任は重くなります。
なので、翌日に残業の成果のようなものを報告させられました。上司はそれを受けてフィードバックするなどして、問題点を共有できました。
大阪府ではどうやっていたんでしょうかね。
吉村知事がメスを入れるべきは、まずはこういった仕事の進め方だと思うのですが。
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