おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

環境問題で日本の生きる道はさて

以前、日本語レッスンで上級レベルのある国の大使館の人を担当したことがあります。
その人は環境問題を担当していて、自国の関連の技術を日本に採用してもらうというのがミッションの一つ。
レッスンとしては環境問題をめぐるニュースをネタに議論をしていくというもの。
日本の環境問題への取り組みの甘さについて、世界が日本を見る厳しさとともに毎回指摘されました。
おかげでそれなりに環境問題について知識を得ることができました。
レッスン自体はもう終了しましたが、その人がこの人の演説を聞いていたらどんな反応を示したことか。

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小泉進次郎環境相は「脱炭素化を必ず実現する」とは言いましたが、その道筋は示せないまま。単なる意気込みの発表会になってしまいました。
当然のごとく諸外国からは酷評の嵐。
具体的な内容を期待していたのに、とんだ三文芝居を見せられたのですから当然です。
わざわざお金と時間をかけてスペインくんだりまで出かけたのに、かえって日本の評判を落とすとはたいしたお人です。
おまけに政府内での調整が間に合わなかったなど、余計なことを言って自分が子供の使いだとばらしてしまいました。
これなら初めから行かないほうがまし。
 
ただ同情すべきところもあって、脱炭素化については環境省だけでできるものではありません。朝日新聞の報道によると、それなりに世界から評価を受ける案を考えたらしいのですが、首相官邸から許可が得られなかったとのこと。
本当なら、脱炭素化に向けての障害は首相官邸ということになります。
 
脱炭素が難しいのは再生可能エネルギーだけでは電力の安定供給が難しいこと。
電力供給が不安定になると、日本の企業は海外に出ていってしまいかねません。
それは困る。
だから日本はその技術が使えるようになるまで、火力発電の効率化で時間を稼ぐ作戦をとっています。
 
一見よさそうなのですが、現在の世界経済は一国だけでクローズしているわけではありません。
脱炭素化に向けて動いている国では、化石燃料での電力を使う企業とは取引しない方向性を見せている企業があります。
これが世界の主流になると、結局は日本企業はその輪から外れることになります。
どちらの道を選んでも日本は追い詰められます。
 
結論は今すぐ世界が納得するだけの脱炭素化に向けてのロードマップを作り直すしかありません。
そのためにはヒト・モノ・カネを集中すること。
それができるのは首相官邸しかないのですが、安倍首相の頭の中は桜を見る会をどう逃げ切るかしかないようです。
憲法改正には尋常ならざる執念を燃やしていますが、それよりも大事なことがあるはずです。
 
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