おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

10億円横領おばさん 税務署は気づかなかったのかな

会社の横領事件は珍しくありませんが、さすがに10億ともなると10年に一回くらいでしょうか。
そんな金額に行きつく前にバレますからね。
あ、ゴーンさんがいたか。
住友重機械工業労働組合から横領を重ねていたのは田村純子という人。
組合のお金ということで会社の目もあまり厳しくなかったのでしょう。
まあ、ストライキでもやらなきゃ組合費の使い道は親睦費くらいですから、誰も気にしなかったんでしょうね。
住友重機械工業の組合員の方々にはお気の毒ですが、内部統制ができていなかったのは痛恨でしたね。
 
あと、税務署が気づかなかったのかはちょっと不思議です。
というのは、こんな記事をみつけたから。
 
地方競馬の馬主だったんですね。
で、地方競馬であっても馬主の名前で検索すると、この人が持っていた馬がわかります。
これによると、全部で6頭。
南関東の川崎と船橋の競馬場に馬を預けています。
この中で一番賞金を獲得したのがジーニアスプリンス号。
2189万円稼いでいます。特に2016年は800万円近くです。
賞金が安い地方競馬では、かなりの金額です。
他の馬との兼ね合いもありますが、南関東では1頭の預託費用は月40万くらいですから、400万くらいの利益がでています。
実際には購入代金を何年かに渡って減価償却で費用化しますから、利益はでていなかったかもしれませんが。
 
競走馬による利益は雑所得になり、確定申告が必要になります。
確定申告のときはすべての所得を計算して申告しますから、給与所得もあわせて税務署に提出します。
田村容疑者は組合専従だと思われるので、それほど給与所得は多くなかったはずです。
それなのに数百万円の馬を買い、毎月数十万円の預託料を、しかも何頭も平気で払えるとは普通は思わないはずです。
 
税務署は不審に思わなかったんでしょうか。
それとも税金払っていれば何も気にしないんでしょうか。
だとするとマネーロンダリングで使われ放題になるので、さすがにそれはないか。
 
確定申告していなければ、脱税の可能性もあるので、それはそれで調査に入れるはず。
あれだけ馬が稼いてきているわけですから。
税務署がもう少し早く気にしていたら、被害はもう少し少なくなったかもしれないと思うんですけどね。
 
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