少し前から競馬のゴシップ情報でちらほら話題になっていたJRA厩務員らの持続化給付金の不正受給疑惑。
公になりましたが、どうやら指南役がいたようです。
大阪にある税理士法人でG1を勝ったこともあるとなると、名前こそ伏せられていますがバレバレです。
競馬関係のネットをみるとお祭り騒ぎになっていますね。
最初は社会常識の足りない人たちが大挙して申請したのかと思いましたが、税理士の、しかもお得意様からの話となると、乗っかっても無理ないなあと思います。
もしかすると、馬を預かっている調教師から「悪い話じゃないから」とか言われたのかもしれません。
これでいて最悪詐欺罪に問われるかもしれないのだから、むしろ気の毒です。
持続化給付金は、事業者を対象にした給付金。
基本的に被雇用者は対象外です。
厩務員の立場はなんだか複雑でよくわかりませんが、毎年厩務員と調教師との間で春闘の交渉を行っているので、被雇用者と言えそう。
ただ、担当している馬が勝つと進上金がもらえるので、これは事業所得として認められるのかもしれない。
指南役はこれに目をつけた可能性があります。
前年はよく勝ったけど今年はさっぱりという厩務員はいくらでもいますからね。
ただ、持続化給付金の趣旨は、
「感染症拡大により、営業自粛等により特に大きな影響を受ける事業者に対して、事業の継続を支え、再起の糧としていただく」
ことです。
他のスポーツと違い、中央競馬は中止になっていません。
これで申請するのは無理筋。
上記の記事によると、税理士法人は手数料として2~3割を手数料としてもっていったとのこと。
給付金の合計額は1億円程度だそうだから2~3000万円の売上。
罰せられるのは申請者だけだろうから、いくらなんでもこれはねえ。
一つ言えるのは、この馬主の馬が勝つことはたぶんないこと。
競馬サークルを手玉にとった相手にみすみす花を持たせることはないでしょうから。
馬券作戦としては、人気になるようなら消してみるのも一興かと。
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