おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

お金の使い方の難しさ

暗い話題しかない中で、少しは明るいニュースをということなのかもしれませんが、昨年行われたラグビーワールドカップが68億円の黒字になったことが報じられました。
当初はガラガラのスタンドが予想され、大赤字を見越した数字がでていましたので、ラグビーファンの一人としてはうれしい限りです。
それはいいのですが、この黒字分を何に使うかというのには、かなりがっかり。
 
上記の記事によると、
・移転整備後の秩父宮ラグビー場へのミュージアム設置
ラグビーを通じた地方活性化
・日本とアジアの競技振興
とのこと。
 
この順番からして、一番お金を使うのがミュージアム設置でしょうね。
どんなものにするつもりなのかちょっとわかりませんが、もっと大事なものがあるように思います。
 
例えば、現在レフェリーは高校の先生などと兼任していることが多く、プロといえる人はごくわずか。
トップリーグでは世界最高レベルの外国人選手がいるのに、残念ながらレフェリーはそのレベルに達していないのが実情。
世界の潮流に遅れないためにも、普段のプレーのレベルを世界レベルにすることが必要なのであれば、レフェリーのレベルアップは必須です。
そのための投資に回せないものなのかなと。
 
ミュージアムとなると、立派なハコもの。
南青山の一等地にあるので、固定資産税もかなりの額になるはず。
1日10人程度の入場者で大赤字にならないようにお願いしたいものです。
 
この件で思い出したのがバブル期に国から市町村にお金がばらまかれた、ふるさと創生事業。
 
今の若い人には信じられないでしょうが、市町村に使い道の縛りなしに、1億円が国から交付されたのです。
バブル真っ盛り、金余りの当時ですら「何考えてんだ?」と批判を集めた国家プロジェクト(かな?)。
 
中にはゆうばり国際ファンタスティック映画祭のような成功例もありますが、ろくでもないハコものに多く使われています。
Wikipediaの内容によると、村営キャバレーを作ったものまでありますからね。
これらは閉館したり、維持費の捻出に四苦八苦しているのをときどきニュースでみかけます。
 
よく言われるけど、日本人はお金の使い方が下手なのかな。
分不相応のお金を手にすると、舞い上がってしまうのかもしれない。
あのソフトバンクの孫さんでも海外投資で失敗しているし。
 
現在は知りませんが、私は小学校でも高校でもお金の教育を受けたことはありませんでした。
親からは貯金せえ、としか言われなかったし。
小学校では賛否両論ある英語教育よりも、投資教育を始めた方がよくないかな。
人口が減っていく日本の生きる道の一つは投資なのだから。
 
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