おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

黒川元検事長 日本語レッスンのディベートのネタにいただきます

連休明け直後から街に人が増え始めていますが、感染者数は反比例して減少傾向。
よほどのことがない限り緊急事態の解除になりそうです。
私が教えている日本語学校も、6月から対面でのレッスンが復活しそうです。
 
担当しているレッスンの一つに上級者向けのディベートがあります。
復活早々、なかなか面白いネタがでてきてありがたい限りです。
東京高検検事長だった黒川氏の辞任騒動です。

 

懲戒が出ることなく辞職が認められたとのことで、退職金が満額でるそうです。
これについて、是か非か。
「当然ダメだろ」という声が圧倒的なようです。
 
私が準備するのはここに至るまでの経緯になりますが、ちょっと大きい話から入らなければいけません。
 
まずは日本の裁判制度と、政府と検察の関係について簡単にまとめます。
国によって制度が違いますからね。
そのうえで騒動のきっかけとなった黒川氏の定年延長の経緯。
それから直接は関係ありませんが、検察庁法の改正についても触れます。
で、麻雀賭博につなげて、さあどっちでしょうか? という感じかなと。
 
簡単なのは、圧倒的多数の「否」の方でしょう。
日本では犯罪行為である賭博を、法を守らなければいけない立場の人がおこなったわけで、満額支給はいかにもおかしいですよね。
 
では「是」の方はどうかというと、意外と出てくるんですよね。
そもそも、黒川さんは今年の2月に定年だったわけで、この時点で辞めていれば満額受け取れています。少なくとも2月で辞めた場合の退職金はでてもおかしくないわけです。
それにお金を賭けたというのは本人の話だけで、証拠があるわけではありません。
想像上の話で退職金を減額したら、それこそ裁判になったら勝てるとは思えません。
満額払う以外はありえないことになります。
 
さあ、どうなるかな。
 
もう一つ、ディスカッションしても面白そうなのが、安倍内閣の責任。
安倍さん自ら「責任はある」と言い切っています。
でもこの人の癖なのかわざとなのか、いつものようにどんな責任なのかまったく言っていません。
じゃあ、みんなで考えてみましょうか、というところ。
 
私なら、黒川さんの辞職を認めず延長を認めた定年まで働いてもらう環境を作ることだと言いますね。
これまでの法解釈を変更してまで黒川さんの定年を延長したのは「余人をもって代えられない」から。
だとすれば、そんな何十年に一人ともいえる逸材を、たかが麻雀程度で辞めさせるのは国家的損失。
どんなに支持率が下がろうとも徹底的に黒川さんをかばい続け、仕事に集中させるのが責任ではないでしょうか。
 
実際にはあっさり辞職させたわけで、結局はただのしっぽ切りだったわけですが。
 
スポンサーリンク