東京のコロナ感染者が新記録の286人になりましたね。
これをうけて政府が7月22日から始めるといっているGo Toキャンペーンが大変なことになっています。
東京の発着が対象外になるようですが、当然いろいろ問題点がありますよね。
今の東京に観光に来ようという人はそうはいないので、影響があるのは東京都民。
4連休も夏休みも、今年はまったく予定が立たない私はあまり影響がありませんが、家族旅行とか計画していた人は大変でしょうね。
いきなり費用が倍になってしまいそうなので。
Go Toキャンペーン、正確には旅行についてはGo Toトラベル事業というようですが、野党、知事、マスコミに加え、ネット上でも反対の声がてんこ盛り。
でも、何に反対なのかがよくわかりません。
そもそもみんな、Go Toトラベル事業ってわかってるんでしょうか。
私は興味なかったので今回初めて調べました。
7月15日時点版の資料のリンク先です。
もしかすると、リンク切れになるかもしれませんが。
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001351403.pdf
まあ、簡単にいうと、旅行代理店又は、旅行予約サイト経由で旅行を申し込んだ場合に、一人一泊あたり2万円を限度に、旅行代金の半額が国から補助がでるというもの。
自分で飛行機や新幹線を予約した場合の運賃は対象外のようです。
また、補助といってもそのうち旅行代金から安くなるのは全体の35%。残りの15%は旅行先で使うクーポンのようです。
安くなるといっても支払いが安くなるのではなく、後で還付の手続きを行って初めてその分の金額が戻ってくるようです。
これでわかる通り、旅行代理店や観光地の観光業者の救済のための仕組みです。
国が国民に旅行に行くよう強制させるようなものなら大反対もわかりますが、当然そうではありません。
で、何に反対しているかというと、旅行者が増えると日本中で感染の可能性が高くなるからということのようです。
中でも無症状の人が感染元になりかねないからですよね。
うーん、このご時世に嬉々として旅行に行く都民がどのくらいいるでしょうかね。
行く先々で迷惑がられるかもしれないのに。
結果的に東京が除外されましたから、反対の声はすくなくなるかもしれません。
場所によっては埼玉も神奈川も千葉もほとんど東京と変わりませんけどね。
逆に感染者がいない奥多摩や小笠原も東京なわけで。
小池知事への意趣返しも多少はあるでしょうね。
ニュースで東京除外のための予約システムの変更に頭をかかえている代理店の映像がありました。住所確認をどうするかということみたいです。
還付の手続きは利用者自身でやるので、変更なんか必要ないはず。
トップページに東京都民と東京への旅行は対象外だと赤字で大きく書けばすむと思いますが。
こういった混乱は、これからまだまだ出てきそうですね。
観光業界が苦しいなら、こんなめんどくさいことしないで補助金としてばらまいた方がよほどすっきりします。
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