おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

これは本当にまずいんです・・・

日本語教師にすぎない私でも、この報道を見た時は心底驚きました。

www3.nhk.or.jp

 

日々外国人、特に欧米の方と接していて、日本人と感覚にずれがあると思うのが人権問題と環境問題。
特にホロコーストの嫌悪感については、日本人が想像するのは難しいです。

ホロコーストは人類に対する罪として、ナチスドイツの台頭を許したことについての反省は、日本の政治家が口にする反省とはレベルが違います。


例えばドイツでは、「ハイル・ヒトラー」を連想させるということで、手をまっすぐあげる挙手は禁止、場合によっては逮捕されます。
二度とあんな悲劇は繰り返さないという覚悟がうかがえます。
EU諸国が経済的な結びつきを強めていた中国と一線をひくようになったのも、ホロコーストを思わせるウイグルの人権問題があったから。


そんな彼らからすると、ホロコーストを揶揄するような人間が世界的なイベントに関係することが許せないことは容易に想像できます。
もし役職にとどまっていたら、開会式をボイコットする国が続出する事態になったかもしれません。


その意味で、組織委員会が辞任を許さず解任したことは、対応としては最善だったと思います。
ただ、時系列的には抗議を受けてからの解任劇。
トラブル対応としては褒められたものではありません。
抗議を受ける前に解任するか、そもそもそんな脛に傷をもつ人物を重要な役職に付けるべきではありませんでした。


この点、組織委員会会長は反省と謝罪。

news.yahoo.co.jp


つい2日前の映像とほとんど同じです。

news.tbs.co.jp


小山田氏の時の「お詫び」とか「責任を痛感」とかは全くの口だけ。
責任を感じているのなら、早急に他に同じようなことをしていたメンバーがいないか調査するべきでした。
もしかしたら先手を打てたかもしれないのに。

ところが、翌日には福島で行われていたソフトボールの試合の始球式に参加していました。

news.tbs.co.jp


この時点では開会式の楽曲をどうするかとか、いろいろ懸案があったでしょうに。
わざわざ福島までいってただのイベントに顔を出すとは、この人の優先順位の決め方は理解できません。
この分ではまた不祥事を防げずに、同じような反省と謝罪の映像を見ることになりそうです。