おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

未経験でIT業界を希望する人が増えているようです

ちょっと前のニュースで、コロナで閉店を余儀なくされた飲食店のオーナー店長さんがプログラミングを勉強してIT業界への転職を考えているというのをやっていました。
珍しいケースなのかなと思っていたらそうでもないようで、IT業界を目指している未経験者の人も多いようです。

toyokeizai.net

 


私は10年ほど前にIT業界から離れましたが、もう一度やりたいかと聞かれたらちょっと微妙。


IT業界はインフラを提供するような企業でなければそれほど固定資産は必要とせず、そのぶん人件費にまわせるので、たしかに給料はいいところが多いです。
ただその分競争も厳しいので、それなりの覚悟が必要です。

ましてや、社会的に重要なインフラを担うような業務を担当するとそのプレッシャーは相当なもの。
みずほ銀行のトラブル対応をみればわかると思います。


記事の中で気になったのが、IT業界を目指す動機として、「手に職がつく仕事がいいから」というのがあります。

ここでいう「手に職」がITスキル全般を指すのならいいのだけれど、どうもいま勉強しているだろうプログラミング言語のことをいっているように思えてなりません。
その言語は10年後には使われていない可能性が高いのですが。

 

私がアドバイスするとしたら、アルゴリズムを勉強しなさいということ。
アルゴリズムはプログラミングするときにバックボーンとなるものなので、言語は関係ありません。
アルゴリズムが身についていると、効率のいいコードを書くことができ、バグも出しにくくなります。
あとはグループで仕事をすることがほとんどなので、プロジェクトマネジメントも勉強しておくべきです。


アルゴリズムの勉強は単調であまり面白くありませんが、理解しているとそうでないとではプログラミングの腕は雲泥の差です。

今はやりのスクラッチ言語はすぐ結果がわかるので楽しいですが、技術はそれほど身につきません。
これだけでIT技術者になれるとはゆめゆめ思わないようにしてほしいところです。

逆にしっかりした技術を身につけていれば他の人に差をつけられますから、長く活躍できることでしょう。
ただし、鉄の体と鋼のメンタルが必要ですが。