以前IT業界で働いていたので、いまだにIT系のメルマガは購読しています。
最近はあまり目を通さなくなりましたが、ちょっとびっくりしたタイトルがあったので、思わず見てしまいました。
内容は、富士通がメインフレームから撤退するというもの。
メインフレームとは、ごく簡単にいうと大型のコンピュータのこと。
メーカーが作ったOS用のソフトウェアしか動きません。
その分信頼性はかなりのもので、かつては銀行の基幹システムなど停止が許されないシステムはメインフレームでした。
明らかに一つの時代の終わり。
私が新入社員だったころは、ソフトウェア業界の仕事といえばほとんどがメインフレームを使ったシステム構築。
私も富士通のメインフレームで生まれ育ったものです。
当時はメインフレームがなくなるなんて、思ってもみませんでした。
もう私が作ったプログラムは稼働していないはずですが、もしかするとどこかの部品の一部で使われているかもしれません。
それでも長くてもあと10年。
やっぱりちょっと寂しいものがありますね。
それにしてもこのニュース、一般紙やTVでは報じられていません。
ニュースバリューがないということなのかなあ。
いまや企業のシステムがクラウドが主流だからしょうがないのでしょうけど。
IBM産業スパイ事件とか、もう完全に歴史の1ページになりましたか。