佐々木投手が完全試合をしたゲームを中継しなかった地元の千葉テレビに苦情が殺到しているようです。
無茶いいますね。
千葉テレビはUHF局なので、多少の融通はきくでしょうがもう放送予定が決まっています。
日曜の午後は関東のU局は合同で競馬中継を放送しています。
放送局もビジネスなので、プロ野球よりも競馬の方が人気があると踏んだだけのこと。
1970年代のように視聴率が20％以上とかないと、これから減ることはあっても増えることはないでしょう。
平日は放送しているのだから、普段から見ていれば日曜日でも放送するでしょうに。
どうしても見たいならDAZNに加入すれば見られます。
というより、もう地上波で無料でみる時代ではなくなったんでしょうね。
数字がとれないコンテンツは、特に民放では放送されません。
たとえ視聴率が見込めても、放送権料の高騰で費用対効果が得られなければ放送できません。
サッカーは完全にこの流れ。
その点、NHKは黙っていても受信料が入ってくるのでこのあたりは鈍感そう。
9日に村田選手のボクシングのタイトルマッチがありましたが、アマゾンプライムビデオでの中継のみ。
結果を伝えたNHKの朝のニュースでアナウンサーが言った一言が、
「力の入った方が多かったと思います。」
というもの。
伝えられたところでは、日本のアマゾンプライムビデオの加入者は1460万人。
見た人は、当然これよりは少ないでしょうから、かなり多く見積もって4分の1としても365万人。
視聴率は1％が100万人らしいので、乱暴に計算すると3.6％の視聴率と同等になります。
NHKはこれを多いとみましたか。
地上波が放送したらこれよりも視聴率がいいでしょうが、それでも50％とかは考えづらい。
なら、スポーツイベントも今後の地上波ではNHK以外はあまり見られなくなるのは間違いありません。
スポーツ好きな人はNHKの受信料を払うか、VODサービスに加入するしかない時代になってしまいそうです。
