世の中のほとんどの人は知りませんが、女子のラグビーワールドカップがこの秋に行われます。
7人制が南アフリカ(9月9日~)、15人制がニュージーランド(10月8日~)での開催。
どちらもベスト8が目標のようです。
15人制の壮行試合的なテストマッチがアイルランドとの間で27日に東京で行われ、日本の勝利。
現地観戦しましたが、女子の試合としては破格の4500人以上の観客の後押しもありましたか。
なでしこジャパンの全盛期には及びませんが、2015年より前の男子代表戦よりは入っていましたね。
それより驚いたのが、ぶつかり合いで互角以上の戦いを繰り広げたこと。
ラグビーのような体重制限なしで身体をぶつけ合うスポーツでは、でかい方が有利なのはいわずもがな。
ヨーロッパの国々のチームとの体重差は相当なものですが、まったく問題にしませんでした。
BBCのサイトでも「アイルランドは日本のフィジカルに勝てなかった」と紹介されています。
https://www.bbc.com/sport/rugby-union/62700078
アイルランドは男子と同じく強豪国の一角。
相手が4年後にターゲットを見据えている若いチームなのを差し引いても、今回の勝利がワールドカップでの対戦国にかなりのインパクトを与えたはずです。
対戦するアメリカ・カナダ・イタリアはいずれも格上なので全敗の可能性は高いですが、なすすべもなく敗れるということはないはず。
イタリアに勝ってグループ3位は手が届く目標です。
男子のラグビーは外国出身の選手が多くて、日本代表というよりジャパンの呼び名の方がふさわしいのは否めません。
一方、女子は正真正銘の日本代表。
男子と違って経済的に恵まれていない中での選手たちの頑張りには頭がさがります。
せめてメディアがもっととりあげてくれればいいのですが。