私が大学生だった80年代前半。
学食で出されていた米が真剣にまずくて、食べられたものではありませんでした。
定食なんかは安く食べられるのだけれど、つい敬遠。
米の味がごまかせるカレーライスと揚げ出し豆腐の組み合わせをよく食べたものです。
もうひとつ、居酒屋で飲んだ日本酒は醸造アルコールそのもの。
悪酔いさせるために出していたのかと思うほど。
それに比べると、今の米も日本酒も当時とは別物です。
品種改良の賜物でしょうね。
農家のみなさんには感謝です。
ただ、その米の消費量はどんどん下がっているとのことで、日経で記事になっていました。
タイトルだけみるとパックご飯だけが売上を伸ばしているとの印象ですが、本当に言いたいのは需給のミスマッチ。
スーパーに行けば、ブランド米だけが並んでいます。
当然価格競争になり、消費者からみるとあまり魅力を感じにくくなっています。
結果、供給過剰に陥っていると。
パックご飯は炊飯器の必要がなく、簡単ということで売上を伸ばしている様子。
味よりも手間を選んだ形ですか。
ちょっと寂しい気もするけど、ブランド米が多すぎることも事実。
同じような系統の米なら、それほど味も違わない気がする。
乱立しすぎて共倒れになってしまったら、消費者も困ります。
パックご飯用の生産が増えるのもいいけど、正直非常食レベルの味。
今さら学生時代に戻りたいとは思わないからロックダウンの時以外はたぶん食べないだろうな。
むしろ米粉用とか、主食用以外の米の研究開発を進めた方がいいのではないかな。