おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

土曜の夜は犬神家の一族

22日の土曜日の夜9時からNHKBSで「犬神家の一族」の前編をやってましたね。

 

www.nhk.jp

 

犬神家の一族を映像で初めてみたのは1977年のTVドラマ。
前年に角川映画で大人気になったのを受けてのもの。
東京では土曜の夜10時から1時間の番組で、横溝正史シリーズとして1か月に渡って放送されていました。
やっぱり土曜の夜は犬神家の一族だな。

当時は大人気でしたねえ。
中学生でしたが、クラスのほとんどが見てたんじゃないかな。
金田一耕助を演じた古谷一行さんの当たり役になりました。


40年以上ぶりに見たせいか、犯人以外はあまりストーリーを覚えていませんでした。
でも映像をみると、ああそういえばここがポイントの一つだったなあとか思い出すものです。
白いマスクなんかよくできていますね。
後編はどんな感じになるかな。


ところで、どうしても感じるのが戦後すぐの雰囲気がいま一つなこと。
もちろん私も知りませんが、76年の映画版も77年のTV版も製作者側には戦争経験者が多くいました。
戦争が終わったのが1945年ですから、30年と少し経った時点での作品。
言葉遣いや所作でも十分に再現が可能。

 

言わずと知れた大女優の大竹しのぶさんでも、高峰三枝子さんや京マチ子さんと比べると実体験がないぶん分が悪い。
市川崑監督の映画を見た身からすると、どうしても比較されてしまいますからちょっと気の毒。


今から30年前というとバブルが終わったころ。
50年後にバブル期を描くドラマが作られたら、見るに堪えないものができるかもしれないな。