先週のチコちゃんでやっていたのが秋はどうして空は高いのか? というもの。
答えは大陸からやってくる移動性高気圧が乾燥していて、水分を含んでおらず雲ができる高さが夏よりも高いから、ということでした。
最近東京からも富士山がくっきりみえるようになりました。
移動性高気圧が優勢になってきたからでしょうか。
日本語レッスンの最初のあいさつで、「最近は富士山がくっきリ見えるようになりましたね。」と言ったところ、「はっきり見えると何が違いますか?」と質問を受けました。
鋭い。
即答できず。
「はっきりくっきり」と一緒に使うこともあるくらいなので、似たような表現。
当然質問が飛んできます。
準備しておくべき内容でした。
広辞苑によると、くっきりは「周囲との境界が明らかに際立っているさま」。
一方のはっきりは、「物事が確実で明らかであるさま。ものの輪郭が明瞭であるさま」。はっきりはもう一つ、「体調や気分がさわやかなさま」ともあります。
つまり、富士山を見た場合にはどちらでも同じ意味として使えます。
ただ、見た目以外については「はっきり」しか使えないということになります。
「寝起きで頭がはっきりしない」は使えても、「頭がくっきりしない」は使えないということ。
うん、これではっきりした。