1980年ごろにあった漫才ブーム。
「のりお・よしお」だったか「ザ・ぼんち」だったか、ネタで「好きくない」という表現を使って笑いをとっていました。
誰もが明らかにおかしいとわかる表現をわざと使っていたわけですが、当時一般の人も冗談で使っても本気で使う人はいませんでした。
40年たった現在、似たような表現がしょっちゅう耳に入るようになったのが「違くて、違かった」などの「違う」の誤活用。
2000年ころから時々耳にしていましたが、ずいぶん蔓延してきたもの。
とうとう、外国人学習者に使われてしまいました。
スピーチを行うタスクで「違かった」。
日本人の友人がいる中級レベルの学習者。
敬語はほぼ完璧で、おそらく大学生の平均的な使い方よりは優秀。
それが友人との会話で移ってしまったのでしょう。
もちろん指摘しておきましたがあまり意識してなかったのか、ちょっと驚いていました。
NHKでも許容していません。
少なくともTVの番組でひな壇芸人あたりが使ったらその部分はカットしてほしいもの。
と思ったら、イチローさんが高校生に野球指導をしたというニュース映像で、生徒の代表がお礼を言うシーンで思い切り使っていました。
字幕は修正されていましたけどね。
この学校の名前は初めて知りましたが、記事によると進学校とのこと。
うーん、日本語の将来が心配です。