外国人にビジネス日本語を教えるとき、「わかりました」は「了解しました」と「承知しました」の両方を教えます。
一般には上司から言われた時の返答には「承知しました」を使いますが、あまりこの辺は気にせずに「了解しました」を使う人も少なくありません。
学習者は一般職の人が多いので、「承知しました」だけでもいいのですが、職場で使われている以上は教えることになります。
「了解しましたを使うとなぜいけないの?」とは聞かれたことはありませんが、私は理由はよくわかりません。
この記事では軍隊で使われるような言葉だからとか、ちょっと意味がわからないですね。
おまけに「諒解」が正しいとか、知っている人のほうが少ないでしょう。
個人的には了解でも承知でも、どっち使ってもいいと思いますが。
日本語ネイティブからすると、外国人の人が使う日本語にどうしてもフィルターがかかってしまいます。
敬語を間違えてしまうと、日本語知らないと必要以上に思われてしまいます。
だからある程度のレベルになると、重箱の隅をつつくような指摘をしなければならず、こちらもちょっと疲れてしまいます。
おまけに、日本語の乱れが上を行っていることが多くて困ってしまいます。
だんだん市民権を得つつある「違くて」なんかは絶対に許容できませんが、数年後には教えることになるかもしれません。