おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

「口が軽い」の具体例が出てきてくれてありがたい

日本語のレッスンも中上級になると、人の体の部位を使った慣用句が増えてきます。
顔が利く・首が回らない・手を抜く・へそを曲げる、 などですね。
テキストによっては集中的に学習項目としてあげているものもあります。

口の場合は、口を利く・口を出すなどがありますが。口が軽いもそうですね。
学習者さんからすると、いろんな意味があって面白がる人が多いですが、教える方は由来とか該当例とかを探すのに結構大変。

 

ただ、「口が軽い」は典型的な例がつい最近ありました。
オリンピック招致のために、官房機密費使ってアルバムをIOC委員に配ったと発言した石川県知事。

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全面撤回して逃げ切ろうという作戦のようですが、問題は本当か本当じゃないかではないはず。

本来、墓場までもっていくべき内容をペラペラ話してしまったこと。
世の中、きれいごとだけでは済まないので、多少の汚れ仕事は誰かがやらなければならないでしょう。
その仕事を受けたのなら、秘密は死んでも守らなきゃ。

 

実際これで迷惑を被る人は少なからずいるだろうし、五輪汚職の裁判にもなにかしら影響があるかもしれない。
撤回したからといって、100%責任が回避されるわけではありません。


この知事の下で働いている人には同情します。
立場上相談にいかなければならないでしょうけど、外に漏れたらよろしくない内容もあるはず。
でも、いつ口を滑らすかわかったものではない相手にどこまで本当の事を言うべきか悩ましいでしょうね。

 

あと任期が何年あるかわからないけど、さすがにこの次はないだろうな。
自分がよからぬ事に巻き込まれるかもしれない人物に寄っていく人はいないでしょうからね。


東京五輪からみのスキャンダルは海外でも報道されているので、ほとんどの学習者さんが知っています。
「口が軽い」ことから信用を失って、その末路がどうなるか身体を張って示してくれたらこんなにありがたいことはないですけどね。