H3ロケットの打ち上げが成功。
JAXAの技術者の皆さんが大喜びしていましたね。
これでも昔はIT技術者の端くれでしたから、気持ちはよくわかります。
はやぶさのような特別なプロジェクトも大変ですが、汎用的に使われるものを作り上げるのも違った苦労があったはず。
肩の荷が下りたというのも本音でしょうね。
あとは繰り返し使われる部品の品質の維持とさらなる改善が大事になっていくのでしょう。
がんばっていただきたいものです。
ITのシステム開発には一般に、ウォーターフォールとアジャイルに分けられます。
ウォーターフォールは工程毎にチェックポイントを作り、まったく問題ないことが確認出来れば次の工程にすすむやりかた。
一方のアジャイルは機能ごとに設計からテストまで行うやり方。
小さく作ってだんだんと大きくしていく形です。
土曜日にNHKでスペースXのロケットの話を放送していました。
失敗を繰り返しながら開発を進めるのはまさにアジャイル。
これが可能なのは潤沢な資金と失敗を咎めない風土があるからだと思う。
残念ながら日本には両方共ありません。
ただ、品質を追及する国民性があるので、そういった意味ではウォーターフォールがよりふさわしい。
時間がかかるかもしれないけど、出来たもので変なものはめったにありません。
だから一度成功したH3もおそらく大丈夫でしょう。
発射場では子供たちの姿も多かったようです。
これを機に宇宙ビジネスに興味を持つ将来世代が増えれば、日本の未来も明るくなりますね。