参議院議員選挙も終盤になってきましたが、安倍首相の演説のやじについて対照的な記事を二つみかけました。
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ひとつはこちら。
産経新聞です。
もうひとつはこちら。
朝日新聞です。
まあ、新聞社の名前を見ただけで記事の内容は大体想像がついてしまいますが、実は書いてあることは同じです。
「個人のやじは選挙妨害にあたらない」
「組織的なやじは公職選挙法違犯になる」
なのですが、見出しから見ても記事を読んでも受ける印象はかなり違います。
産経はいわゆる「プロ市民」を、朝日は警察の権力濫用を批判しています。
書いてあることは、両方ともごもっともな内容です。
おそらくこうしている今も、現場ではおなじようなことが繰り返されているはずで、どの立場によるかで見方が正反対になります。
新聞記者は書き手としてはプロですから、どんな風に書けば読み手にどう伝わるか熟知しているはずです。
コップの水が半分「も」残っているか、半分「しか」残っていないか。
意図的に読者を誘導していることはしっかり意識しておく必要はあります。
ちょっとこれとはレベルが違いますが、誰に何を伝えるかという点で考えさせられる経験をしました。
わが団地も築10年以上経過し、メンテナンスが必要な時期になったようです。
で、防水工事などの外壁修繕工事を行うことになり、URと工事業者が合同で団地住民向けに説明会を行いました。
当然工事費は大家であるURが支払います。
間接的に家賃から払われますが、直接各家庭から徴収されるわけではありません。
ましてや住民はURから「借りて」いるのであって、文句を言う筋合いはありません。
ただ、生活している以上は工事の期間中はそれなりに不都合を強いられるわけで、それについての説明会があるものだと思っていました。
ところが、説明会は文字通りの工事の説明会で、どんな工事をいつやるかの説明を延々と行い、その期間はこれダメあれダメという感じでところどころで制限事項をお願いされるような感じでした。
たしかに工事の説明会なのですが、それは発注者であるURの人向けに行う内容です。
いつまでに何をしておいてくれ、この期間は何ができない、これが終わったら何の制限が解ける、といった住民が留意しておくべき内容を列挙するべきだったでしょう。
住民からすると、工事の細かい内容などわかりませんし、知ってもどうなるものでもありません。
あきらかに住民目線を欠いた内容でなんのための説明会なのか目的をしっかりもたないと、と思った次第です。
まあ、ブログも同じですけどね。
誰に読んでもらいたいのか、はっきり決めないと散漫な内容になってしまいますが、これがまた難しいのですけどね。
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