全く日本語の知識のない、インドのITエンジニアのグループに日本語を教えたことがあります。
入門レベルなので、語彙の導入のときは絵カードで示します。
例えば形容詞はこんな感じ。
真夏に暑そうにうちわで仰いでいる絵・・・暑い
冬に寒そうに凍えている絵・・・寒い
などの後に、
カレーを食べて舌をだして辛そうにしている絵・・・辛い
と導入したら、日本のカレーは辛くないと(英語で)反論されたことがあります。
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まあ、辛いの意味が分かってくれたのでよかったのですが、言っていることはそうだろうなあと妙に納得したものです。
彼らのカレーと日本のカレーとは別の食べ物なのでしょう。
日本人も海外で食べるSUSHIは、寿司と一緒の食べ物とは感じられませんからね。
その日本のカレーチェーンの今ひとつ、「カレーハウスCoCo壱番屋」がインドに進出するそうです。
この記事によると、三井物産のインド人の社員がココイチのカレーをおいしいと感じ、それが事業のきっかけになったようです。
私の経験ではインド系のイギリス人含め、ココイチのカレーがおいしいというインド人の声は聞いたことがないのですが。
日本で食べるからおいしいというのもあるんじゃないでしょうかね。
まあ、思いつきではなくしっかり市場調査などして判断した結果でしょうから、それなりに勝算はあるのでしょうね。
今後、ジャパニーズカレーとか新しいカテゴリを作り出すかもしれません。
なんといっても、インドは将来有望な市場です。
あと10年もすれば、日本も経済規模で追い抜かれる予測もあるみたいですからね。
たとえ失敗しても貴重な教訓は得られるでしょう。
でも、日本円で1000円を想定しているとのこと。
これはちょっと難しいように思います。
日本でもココイチのカレーが1000円だと、ちょっと行く気にはなれません。
インドはまだそれほど所得水準は高くないですから、富裕層を狙っているのでしょうね。
それから中流階層が育ってくれば、おそらく客になってくれるだろうという感じでしょうか。
インドはお隣の国とちがって、ビジネスだけを考えればいいので比較的リスクは管理しやすいでしょう。
宗教のしばりもあって一筋縄ではいかないでしょうが、進出する以上は頑張ってほしいものです。
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