おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

大学入試の英語はいまのままで十分だと思う

大学入学共通テストの記述式問題が、白紙撤回されましたね。
これまで準備してきた受験生には本当に同情しますし、私の年代は受験生の親世代ですから、嘆きの声も聞こえてきそうです。

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英語の民間試験の利用も撤回されましたから、結局は元のままということなんでしょうね。
試験の中身は同じで名前だけ変わる感じでしょうか。
上記の日経の記事では、英語の新しい試験は24年度に実施されるとのことです。
あと5年ですね。
 
英語の民間試験を活用するのは、読む・聞く・書く・話すの4技能を試すからだったはずです。
これは変わらないんでしょうかね。
普段の英語教育に4技能をバランスよくやるのは賛成ですが、大学入試にこれを持ち込むのはどうかと思います。
 
日本語教師をやって驚いたのが、会話ではほぼ完璧な日本語を話すのに、スピーチ練習などで自分の意見を書かせてみると意味がわからない文章を書く人が本当に多いこと。
話すと書くは、4技能のうちアウトプットになります。
違いは、話した内容は口から発したらなくなってしまうのに対して、書いた内容は消さない限り残ってしまうこと。
文字になると後から読み返すことができますから、論理構成などがめちゃくちゃになっているのがわかります。
それだけ外国語で内容のある文章を書くのは難しいのでしょう。
単文をずらずらと書くのはそうでもありませんが、構成をしっかり考えて論理的な内容にするのはかなり大変です。
 
大学で入試が行われるのは、その大学の学問のレベルについていけるかを判断するからでしょう。
話す行為は相手とのコミュニケーションをとることですから、そこが大学入試にどこまで必要なのかは疑問です。
書くことが大事なのはわかりますけどね。論文書きますから。
でも学ぶ学問によって、書く内容も当然違います。
英文学と経済学とでは違うのは誰でもわかります。
これを共通テストで行うのはやっぱり無理があると思うのです。
 
共通テストは何十万人も受験するテストですから、どれだけ知識があるのか、いわばインプットがどれだけできているかを問うべきでしょう。
それが十分な点数を取れて、初めて次の段階に進む。
そこではアウトプットとして各大学で求められているレベルの内容を書いてもらうことにする。ここで英語での面接をしてもいいでしょうね。
あれ、これって今と変わらない? ということは、英語についてはすでに十分内容のある大学入試になっているといえなくもありませんね。
 
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