アメリカのNFLのチーム、レッドスキンズがチーム名を変更するようです。
人種差別を連想させるチーム名だからというのがその理由。
1933年から使っているチーム名ですから、親子5代に渡ってのレッドスキンズファンもいることでしょう。
自分の愛するチーム名が変わることを、こういったファンはどんな気持ちでいることか。
人種差別なんて、考えたこともない人がほとんどじゃないでしょうか。
上記の記事では、改名は主要スポンサーからの圧力だったと報じていますね。
熱心なファンからすると、このスポンサーは裏切り者に映るように思いますが。
さっさとスポンサーを降りてしまったほうがよかったんじゃないでしょうか。
最近はこの手の話題をよく見ます。
私が以前働いていたIT業界もそうですね。
20年近く前かな、ストレージを使ったシステムを構築するときに、このマスター(主人)とスレーブ(奴隷)という表現を初めて目にしました。
なんだか変な言い回しだなと感じたのを覚えています。
これを別の表現に変えるようです。
確かに差別的な表現といえば表現なのでしょうが、もうシステムの表現方法として定着していますからね。
これを変えると混乱しそうな気もします。
最初名前をつける時、それなりの理由があってつけたはずで、その当時はそれが妥当な名前だったのでしょう。
たとえば、私の年代の人なら普通に使っていた「肌色」。
平均的日本人がもつ肌の色と似ているからつけたものと思われます。
今では使われておらず、「うすだいだい」か「パールオレンジ」というそうですね。
国際結婚する人が増えて、ハーフ(今はダブルというのかな?)の子供も増えてくると、いろんな肌の色をした子供も増えてきます。
「肌色」という言葉がいじめを助長するのは明らかですから、これはいい改名の例でしょう。
でも、マスター/スレーブという組み合わせがどれだけ差別的なのかは、英語ネイティヴではない私ではよくわかりません。
これに限らず、もうすっかり定着している言葉まで変えてしまうのはどうかとおもうんですけどね。
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