おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

本当に大丈夫なのかな、デジタル化の推進

菅内閣がスタート。ニュースでは新閣僚の事務所での動きなどを紹介していましたね。
今度の内閣の目玉のひとつがデジタル化の推進。IT業界で30年仕事をしていた私には、やっぱりどんな方向に向かうのか興味があります。
担当するのは平井卓也デジタル改革担当相という人です。

 

news.yahoo.co.jp

 

なんでも、自民党で一番ITに詳しいとの評価だそうです。
ニュースでは、事務所でアレクサに指示を出している映像を流していました。
まさか、アレクサを使うと一番ITに詳しい人になってしまうということはないでしょうね。

 

平井大臣、経歴をみると電通から放送局の社長を経て政治家になっています。
本当にITに詳しいんでしょうかね。
日本のITの司令塔の立場なのだから、デジタル化についての課題を洗い出してその改善策を取りまとめるのがこの人の仕事。
経歴だけみると、これができるたけの経験があるとは思えません。

平井さんは第4次安倍内閣 (第1次改造)のIT担当大臣になっています。
この時は2018年10月2日から、2019年9月11日の間の担当。
1年弱で担当から外されています。
このわずかな期間で仕事ができたとは思えません。
本当に実力があったのなら、続投してしかるべきだったはずですが。

 

実際、毎年6月に発表されている骨太の方針をみると明らかです。
大臣になる前の2018年の骨太の方針にはすでに、
行政のあらゆるサービスのデジタルでの完結(アナログ行政から決別)
という文字が見えます。

 

www5.cao.go.jp

 

担当大臣として関わったであろう2019年では、
デジタル・ガバメント:国主導の情報システム・データ標準化、書類・対面手続簡素化、自治体のデジタル化
というほぼ同じ文言が並んでいます。
言葉だけみると進捗はゼロ。

 

www5.cao.go.jp

 

さらにコロナで惨状をさらした2020年をみると、2018年からまったく進んでいないことがわかります。
もっと言えば、2017年も2016年にも同じような言葉が記されています。

なぜ5年以上もまったく進んでいないのか、原因を取り除かないと結果は同じです。
一度失敗している平井さんで大丈夫なのか、かなり不安がつのります。

 

別に大臣は国会議員でなくても務まります。
ビジネスで修羅場をくぐったNTTとか富士通とかのIT企業のOBなら、いくらでも適任者はいそうですけどね。

 

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