エスカレーターを歩いちゃダメという条例が埼玉県で成立しそうです。
まあ努力義務だけだし、ほとんど効果はなさそうですが。
関東の場合は左側に立ち、右側を空けるのが一般的。
急いでいる人はどうぞ右側を歩いてくださいね、という感じです。
でも、本当に急いでいる人はあまりいないように思います。
右側を歩く人はそれなりにいるけど、たまたま乗るときに右側に行ってしまったからというのが多いように思います。
シミュレーションでは、右側を空けるより、2列で乗った方が全体としては早く捌けるという結果がでています。
急いでいるごく一部のひとのために、多くの人が我慢しているのが現在のエスカレーターです。
このあたり、あまり知られていないんじゃないかな。
条例を作りっぱなしじゃなくて、こういった情報も知ってもらうような地道な啓蒙活動が必要に思います。
本当にやめさせたいなら、エスカレーターの上下に警備員をつけて歩いている人に注意を呼びかけるのも一つの案。
水道橋にあるJRAの場外馬券売り場に、4～5階分くらいある長いエスカレーターがあります。
ここは警備員が目を光らせていて、歩く人が現れたらすぐさま拡声器を使って注意してきます。
私もうっかり歩いて注意されたことがありますが、ちょっと恥ずかしかったですね。
場外馬券場というところから、見た目アウトローの方も結構いるのですが、みなさんおとなしく従っていますね。
だから効果はそれなりにありそうだけど。
まあ一度根付いてしまった習慣は、コロナ並みのインパクトがないとなかなか変わりません。
重大事故でも起きれば変わるでしょうが、それではちょっとね。
エスカレーターを歩くのは恥ずかしいことなんだと思わせるような仕掛けとか、何かないものかな。
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