おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

外国語を学ぶときは舌の位置も意識しましょう

日本語教師になって7年目。
いまだに苦手なのが発音の矯正です。
日本語は母音が5つしかないので、比較的他言語よりも発音は簡単なのですが、「ざ」「じゃ」といった濁音と拗音の区別がつかない人は結構多いです。

 


発音の問題は舌の位置が影響していることが多いので、普通は口の中をホワイトボードに書いて説明します。
ところが私は絵が絶望的に下手なので、次の時間あたりで発音教材のイラストを使うことが多いですね。
最近は入門レベルの人をあまり担当しなくなったので、使っていませんが。


現在の日本語(標準語)は明治時代に東京語を母胎として作られたのが定説。
中央集権化のために統一した言語が必要になった明治政府が進めたものです。

でもよく言われることに、江戸っ子は「ヒ」と「シ」の区別がつかないというのがあります。
それなら五十音表からどちらかがなくなってもよさそうですけど、無事に残っていますね。


東京下町で生まれ育った落語家が面白いことを言っていました。
中学生のころ英語の授業で、
He is a boy.
の文を読んだところ、シー・イズ・ア・ボーイに聞こえると先生に言われたそうです。
ところがこの先生も江戸っ子で、先生がお手本で読んだものの同じくシー・イズ・ア・ボーイになったそうです。
まあ、噺家さんなので多少は盛っているかもしれませんが。


その江戸っ子のヒ・シの区別がつかない原因がわかったそうです。
舌の前後だけでなく、左右方向の形状も関係しているそうです。

www.fnn.jp


このあたりどうかな。
フランス語やスペイン語母語の人はHを発音しないので、日本語のハ行が苦手です。
でもちょっと練習すると大体みんな言えるようになります。
舌の位置以外にも他の原因がありそうだけど。

まあ、記事にあるように言葉を発するときの舌の位置は重要。
英語のLとRもそうですし、外国語を勉強するときに意識することとしてもっと重要視されていいはずですけどね。

 

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