ビジネス日本語のテキストは、留学生から日本企業に就職するパターンのものがほとんど。
テキストの最初は、新卒で入社した人が朝礼で自己紹介をすることから始まることが多いです。
出版会社はニーズがあるものを作りますからしょうがないのですが、転勤とかで日本に来た人たちにはちょっと合いません。
海外からの赴任者は外資系企業の日本法人で働くことがほとんどで、日本企業によくあるような習慣はないことが多いです。
なので、学習者の人は自分には関係ないとわかると、あまり熱心ではなくなります。
おまけに、現在のテキストは当然コロナ前に作られたものなので、現在のやり方とは必ずしもマッチしていません。
特に先輩から仕事を教えてもらうあたりとか、リモートワーク中心になった会社では大分違ってきているはず。
現状に即していないものを勉強してもねえ、という感じです。
良くも悪くもOJTが日本企業の特色。
これからどんな感じになっていくか、私も見ていかないと。
まあ、なんにせよ仕事を覚えるには先輩を真似るのが早道。
今回初当選した人たち向けのOJTとかないんでしょうかね。
早くも疑問符をつけられている人もちらほらいますが。
少なくとも国会議員の責務とか、初当選した議員向けに研修などをやってほしいところです。
朝日新聞の四コマ漫画で、選挙にもクーリングオフがあればいいのに、というのがありました。
まさにその通りですね。