また失言で法務大臣が辞めました。
人の命云々もありますが、なんだか聞いていて情けなくなりました。
仮にも一つの省のトップなのに、自分の仕事について誇りを持っているとは思えなかったからです。
興味があるのは自分の顔をどうやって売って、票につなげられるかだけ。
法務省で働いている職員の人はどんな気分だったでしょうね。
親会社から出向してきた新しい社長がやる気がまったくなくて、適当な指示しかださないようなものでしょうか。
かといって、じゃあ自分たちもなんて思われると困ります。
前法相は法務行政は地味な仕事とか言っていたようだけど、とんでもない。
例えば、日本語学校の主管は法務省。
近年、日本語学校を隠れ蓑にして、不法就労などの問題がおきています。
送り出す国のブローカーとつるんでいる可能性もあるみたい。
こんな学校が増えてくると、日本語教育業界が白い目でみられてしまいます。
法務省が音頭とって、こんな学校を淘汰する仕組みを作ってくれないと。
もう一つ、国連から突き付けられたのが入管施設内の対応改善。
当然これも法務省の仕事。
早急に取り組まないと、ロシアや中国、北朝鮮と同じとみなされてしまいます。
NHKのニュースで前法相もコメントしているのに、そのことが頭にないとは困ったことです。
トップがこうだから下もやる気がないのか、下のやる気がないからトップもおかしくなるのか。
ニワトリ卵みたいですが、少なくとも法相がいつまでになにをやると宣言したら動き出すでしょうに。
結果TVでも取り上げられて、名声が広がったはずなんですけどね。
自分の仕事を地道にやることがそのまま自分の評価を高めることくらい、ある程度社会人経験があればわかりそうなものですけどね。