5月3日は憲法記念日。
改憲賛否の世論調査が毎年行われますが、大体似たような数字。
戦後生まれが大半になった今の時代の人にとって戦争は別の世界の話。
なかなか自分事にはならないでしょう。
戦争云々よりも、長く続いた憲法を変えるという判断がなかなかできないんじゃないかな。
ましてや、憲法改正を声高に叫んでいる人たちは、もう何年もおなじみの面子。
主張がいい悪いではなく、生理的に受け付けない人が多いような気がします。
このまま9条改正に走っても、アメリカのように分断国家になるだけ。
本当に改正したいのなら急がば回れで、他の改正しやすい条文を変えてみてはどうだろうか。
今、日本が白い目で見られているものとして同性婚を法的に認めていないことがあります。
実は日本語レッスンでも同性のカップルのプライベートレッスンをしたことは何回もあります。
ごく普通の友人同士のような感じで、違和感はまったくありませんでした。
その経験もあって、私は同性婚には反対ではありません。
いわゆるリベラルの政党はみんな同性婚の法制化に賛成。
ところが憲法24条には「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立」という文言があって、このままでは憲法違反の可能性大。
解釈次第で大丈夫という意見もありますが、これでは現在の9条の運用と同じ。
自民党を非難できなくなります。
だから、自民党は9条ではなくますは24条の改正を目指せばいいと思う。
今の主張からすると野党に反対する理由はないから、改正は難しくないはず。
一度改正してしまえばハードルは一気に下がるのではないかな。