前職はIT企業でしたが、約20年くらい前にソフトウェアの品質管理の業務を任されていました。
いろいろ品質について勉強したものです。
品質ときいて頭に浮かぶのが、故障しないとか、思った通りの性能が確保できているとかがあります。
実は、市場が求めているタイミングで提供できているかも品質の一つ。
当初設計した機能が多少実装できていなくても、早く出すことも大事。
7月6日にサービスを開始したThreads(スレッズ)はまさにこれでしょう。
Facebookのメタ社が新しく提供したSNS。
現在のところ、Twitterと比べると使い勝手はあまりよくないようです。
聞けば、Threadsは予定を前倒ししてサービス開始したとのこと。
ライバルのTwitterのサービス内容より劣っているものを出しても相手にされません。
それなのにサービス開始したのは、今が始めるのに一番いいタイミングだからでしょう。
Twitterは突然閲覧制限なとをかけたりして、恨みの声が満ち満ちています。
いわば自爆テロを起こしたTwitterに挑むにはこんないいチャンスはありません。
1日で3000万人の登録があったそうですが、予想通りでしょうか。
ただ、今の段階でTwitterよりも劣っているのは事実。
本当にユーザーを奪いにいくなら、早めに開発のロードマップを公開すべきでしょう。
乗り換えのタイミングを考えているユーザーも多いでしょうから、それがあると安心して予定が組めます。
別にTwitterのヘビーユーザーではない私はどちらでもいいのですが、情報収集のためにはどちらかが圧倒的な存在になってくれた方が都合がいい。
今の中途半端な状態が一番困るから、さっさと雌雄を決してほしいところです。