おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

この世の春のZoom 将来はさて?

テレワークがどんどん浸透していますが、それに伴い利用者が激増しているZoom。
私も日本語レッスンで使っています。
1対1ならSkypeもMeetもありますが、相手が複数となるとZoomしか選択肢がないのが実情。
そのせいか、Zoom創業者の人はウハウハのようです。
中国出身の人ですが、アメリカに移住したんでしょうかね。
コロナのパンデミックがなければ、Zoomはおそらくここまで急成長することはなかったでしょう。
そういった意味では世界史的に見てもまれにみる幸運児ということになります。
 
でも、私にはZoomがNetscapeに重なります。
Netscapeはインターネットが世の中に浸透し始めたころに絶大な人気を誇ったブラウザ。
ところがIEなどのライバルに敗れ、2008年に消滅してしまいました。
原因はいろいろあるでしょうが、長期的な展望が描けていなかったのは確か。
Zoomはどうなるでしょうか。
はたして、ここまでの急成長を予想していたかどうか。
 
不特定多数のユーザを想定するパッケージのソフトウェアでは、まずは最低限の機能でリリースし、顧客要望などを取り込んでアップデートしていくことが多いです。
おそらくZoomもこのパターンで、比較的短期間でアップデートが行われています。
これは、ユーザが求める機能を満たしていなかったか、品質を満たしていなかったか、のどちらかまたは両方を意味します。
 
とにかくユーザ数が桁外れに多くなりましたから、予期せぬ使われ方をすることもあるでしょう。
当初の設計で、耐えられるかどうか。
追加の要望も増えるでしょうし、Zoomの開発チームはどこまで対応できるでしょうか。
おそらく目の前の課題をなんとかするだけで精一杯で、長期的な方針までは立てられないのでは。
 
その点、じっくり取り組めそうなのがGoogle先生
TV会議ではハングアウトのサービスがありましたが、おそらくこれでは将来性がないと判断したのでしょう、同じような機能をもつMeetのサービスを開始しました。
おそらくGoogleはZoomの強みと弱みを研究しているはずで、Zoomがどれくらい特許をもっているかわかりませんが、そう遠くない将来MeetがZoomの使い勝手を上回るのはほぼ確実。
Googleカレンダーとの連携なども簡単ですし。
 
上記の記事をみても、Zoom創業者のエリックさんは事業欲はそれほど強くなさそう。
新規事業への投資よりも、大学に寄付するみたいですから。
今流行っているからといって、Zoomコンサルタントとかの道を選ぶのはもうちょっと待ってからの方がいいように思います。
 
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