ITの仕事をしていた頃、情報処理技術者試験の上位の試験のひとつのシステム監査に合格しました。
合格が難しいのは問題ではなくて、論文試験があるから。
論文は好き勝手に書いていいわけでなはなく、試験問題に対応して忠実に解答しなければ点をもらえません。
なりすまし対策のことを聞かれているのに、パスワード管理のことを書いてもダメなのです。
当たり前のことを言っているようですが、論文は書いているうちに方向性がブレていくことはよくあります。
基本的に書き直している時間はありませんから、書き始める前にどんな内容で進めていくか決める必要があるのです。
問われていることに答える。
幼稚園児でもできそうなことが、じつはできていない人は珍しくありません。
吉幾三さんが、飛行機の中の国会議員の横柄な態度に苦言を呈したことがネットニュースで取り上げられていました。
これに対する国会議員の反論はピントはずれ。
吉さんはカスハラもどきの言動・態度に文句をいっているのだから、反論は「失礼ではない」「不快感を与えるものではない」ことを言うべき。
それなのに、自分が何を言ったかの趣旨説明に終始。
全然反論になっていません。
国会議員は議論を通して法律を作るのが仕事。
それなのにかみ合わない議論を続けているのが目に浮かびます。
おそらく自分の言いたいことだけを言って悦に入っているのではないかな。
あまりほめられたものではないけど、このあたりは性癖であって違法なものでもない。
これに比べたら議員の能力の問題なのだから、よほど深刻。
北海道の有権者のみなさんは次の選挙はどうしますかね。