忖度しているのか取り上げるまでもないと考えているのかわかりませんが、地上波ではほとんど扱われていないオリエンタルラジオの中田さんによる松本人志さん批判。
ネットニュースでは毎日のように反響が報じられています。
多いのが他の芸人さんから「お前ごときが言うな」という感じでしょうか。
まあ、オリラジのネタで覚えているのは武勇伝くらい。
それもすぐにあきられたイメージ。
相撲で言えば、幕下が横綱の相撲を批判するようなものでしょうか。
この状況、なんとなく総理批判をした人を批判した元国会議員の騒動を思い出します。
芸人というよりもはやユーチューバーになったのだから、芸人のカテゴリーからの反論はちょっとピント外れな気がします。
それでも中田さんの意見には違和感を感じていましたが、上沼恵美子さんの記事を見て腑に落ちました。
M-1の審査員のプレッシャーはいろんなところで語られています。
優勝するのとしないのとでは、人生がかわってしまうくらいの差があるのはみんな知っています。
そのプレッシャーを引き受けているから後輩芸人にも尊敬されているのでしょう。
中田さんの批判にこのあたりの敬意が含まれているとは思えません。
もしM-1の優勝が視聴者の投票で決まるとしたら、ここまで人気をもてたかどうか。
やっぱりプロの目で見て納得した人こそがチャンピオンにふさわしいと、みんな考えているのでしょう。
ただ、松本さんのお笑いのセンスが古くなって現在の流れと違ってしまっているなら話は別。
逆に老害になってしまいます。
批判するとしたらここでしょう。
M-1の場合、記名投票ですから誰を選んだかわかります。
過去の決勝で誰を推したかわかりますから、もし現在売れていないコンビを多く選んていたなら、ちょっとずつズレているのかもしれません。
中田さんが再反論するかはわかりませんが、するのなら感情論でなく説得力のある内容でしないとね。
