おひとりさまの団地暮らしの日々

ファミリーのイメージが強い団地生活。ですがおひとりさまの人も結構多いんです。そんな団地の一人暮らしの日々を綴ります。

日本語学校の悲惨な実態 うーむ

日本語学校の悲惨な実態という記事がでていました。

diamond.jp

 

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内容は別に目新しいものはなく、てっきり世の中の常識になっているものだとばかり思っていましたが、わざわざ長文の記事で作っていることをみるとそうでもないのですね。
日本語教師の職を得ているものとして、世の中とのギャップを改めて感じてしまいます。

以前、 日本語学校の闇 でも暗くしてるのはお上だと思う  にも書きましたが日本語学校文科省の管轄ではありません。

なんとなく留学という言葉に騙されますが、留学を日本の教育機関で勉学を学ぶということであれば日本語学校に入学することは留学ではありません。
日本語学校で教えることは、日本語の運用ルールを覚えさせ、コミュニケーションをとれるようにすることです。もちろん日本語入門という役割はあります。

留学の準備段階と言えばそうですが、日本人がアメリカの大学に入ったり、転勤になったときなど、英会話スクールに通うことが多いと思います。日本語学校はこの時の英会話スクールと同じと考えればそれほど違っていないでしょう。

この場合に勉強する外国語は目的ではなく、あくまでも目的達成のための手段。
日本文学を研究したり、日本企業で働きたいとなれば日本語の習得は必須に近くなりますので、目的の一部となり得ます。
この場合は一生懸命日本語を勉強することでしょう。

ところが金儲けが目的で、日本語を使わなくても仕事ができるとなれば、わざわざ日本語学校に通う必要はなくなります。あとは学校に行くことなく失踪するパターン。

これがわかっているからこそ、日本語学校の管轄は法務省の入国管理局なのかもしれません。
在日の外国人の動向を把握するのが彼らの仕事ですから。

なので、日本語学校に求められるのは、学生の日本語能力の向上よりも学生の管理。しっかり勉強しているかはもちろん、悪いことはしていないか、その予兆はないかなど、一人一人の細かい生活態度まで把握する必要があります。
失踪者が多いと入国管理局から目をつけられてしまいますからね。

私は留学生向けの学校に勤務したことがないので詳しくはわかりませんが、クラスの担任の先生は相当大変なようです。
記事の中にもありますが、まじめな学生とそうでない学生の差が激しく学級崩壊は日常茶飯事のよう。
そもそも日本語学校に入学するモチベーションが違うのですから、学生の取り組み方に違いが出るのは当たり前。
そうさせないようにするには、入学時に保証金をとり一定の出席と成績を残さないと返さないなど、強制的に勉強させるための仕組みが必要です。

でも、こんなことやると学生が来ないのでやらないでしょうし、やったとしても日本に来る学生数は減るでしょうから、政府が目標とする留学生数は減ります。
そうなると忖度得意の役人が許すはずもありません。
かくして今日も日本語学校は荒れ続けるというお話でした。

 

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